太陽光パネルの正しい廃棄方法と費用を解説!家庭用のポイント

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太陽光パネルの廃棄方法や費用についてお悩みではありませんか。設置から年月がたったことで寿命を迎えたり故障したりして、廃棄を検討する方も増えています。

近年、大量廃棄や不当な捨て方など、太陽光パネルの廃棄問題も懸念されています。しかし、具体的な廃棄方法はあまり知られていないのが現状です。

本コラムでは、家庭用太陽光パネルの正しい廃棄方法と処分に必要な費用について詳しく解説します。依頼する廃棄業者の選び方や、費用を抑えるポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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目次

太陽光パネルを廃棄するタイミング

背景は青空と雲で、平屋のオレンジ色の屋根の上に太陽光パネルが載っていて、手前に塀と植え込みがある画像

太陽光パネルが廃棄される主なタイミングは、寿命を迎えた場合・故障や破損が生じた場合・リフォームや建て替え時の3つです。この章では、廃棄が検討される3つのケースを詳しくみていきましょう。

寿命を迎えた場合

まず、設置した太陽光パネルが寿命を迎えたときは廃棄するかどうか検討しましょう。太陽光パネルの一般的な寿命は約20~30年です。長年使用していると、発電効率が徐々に低下して性能を発揮できなくなります。

寿命を迎えた太陽光パネルを放置すると、劣化による漏電や火災などのリスクがあります。

発電性能が低下して十分に性能を発揮できなくなったら、放置せず適切に廃棄しましょう。新しい太陽光パネルに交換すれば、より高効率な発電が期待できます。

とはいえ、寿命を迎えたかどうかを個人で判断するのは難しいです。寿命が近づいたら専門業者に点検を依頼し、廃棄や交換のタイミングを判断してもらいましょう。

故障や破損の場合

太陽光パネルに不具合が発生した場合には廃棄が必要になるかもしれません。修理が可能かどうかを専門業者に判断してもらう必要があります。修理が難しい場合は、新しい太陽光パネルへの交換と廃棄が必要になります。

特に、太陽光パネルの破損は早急な対応が求められます。破損した太陽光パネルを放置すると、雨水の侵入や感電などの危険性があるからです。

例えば、飛来物の衝突で太陽光パネルが割れてしまうような事故があります。雹が降ったり、台風などの自然災害や事故が起こったら、太陽光パネルに異変がないかチェックしましょう。

太陽光パネルの状況をみる際は、まず発電モニターでエラーが出ていないか確認します。屋根にのぼるなどの作業は危険なので、エラーの内容を踏まえて業者に相談するようにしましょう。

また、故障の原因が保証期間内の不具合であれば、メーカーによる無償修理や交換が受けられる可能性があります。保証内容を確認して、適切な対応を取りましょう。

リフォームや建て替え時

住宅のリフォームや建て替えをおこなう際にも、太陽光パネルの交換、廃棄が必要になることがあります。形状が変わるなどの事情で太陽光パネルの再設置が困難になる場合があるからです。

太陽光パネルが設置された住宅のリフォーム・建て替えをおこなう場合は、リフォーム業者と相談しながら太陽光パネルをどう活かすか、また廃棄が必要な場合にはどう処理するかを計画しましょう。

太陽光パネルの再利用が可能なら、新しい家屋への再設置もできます。ただし、再設置には追加費用がかかるため予算を含めて検討しましょう。

もし再利用が難しい場合は、廃棄の手続きを進める必要があります。

太陽光パネルの正しい廃棄方法

屋外の地面に置かれた木製のパレットの上に、青いセルが並んだ太陽光パネルが何枚も積み重ねられている。奥にも同様に積まれたパネルの山と、レンガのような資材が置かれている画像

太陽光パネルの廃棄は正しい手順を踏んでおこなう必要があります。不適切に処理してしまうと、環境汚染につながるだけでなく罰せられる可能性があるからです。ここでは、正しい廃棄方法と業者の選び方について解説します。

産業廃棄物としての処理手順

太陽光パネルは産業廃棄物として取り扱われ、一般的な家庭ごみとしては処分できません。太陽光パネルには鉛やカドミウムなどの有害物質が含まれる可能性があるため、家庭ごみとして処分してしまうと罰せられます。

正しい廃棄方法は次のとおりです。

  1. 専門の廃棄業者に依頼する
  2. 撤去作業をおこなう
  3. 業者が適切に処分する

まず専門の廃棄業者に依頼しましょう。業者は産業廃棄物収集運搬の許可を取得しており、適切な処理施設でリサイクルや処分をおこないます。太陽光パネルには、適切に処理すればリサイクルできる材料も用いられています。正しい手順で廃棄すると、環境への負荷を最小限に抑えることが可能です。

また、自治体によっては独自の廃棄制度や補助金が用意されている場合があります。事前に自治体の窓口や公式サイトで確認しましょう。

適切な廃棄業者の選び方

太陽光パネルを適切に廃棄するには、業者選びが重要です。産業廃棄物収集運搬の許可を持っていることはもちろん、太陽光パネルの撤去作業も任せられる業者を選ぶ必要があります。

廃棄業者を選ぶ際には、信頼性が重要です。まず、産業廃棄物収集運搬の許可を持つ業者であることを確認しましょう。許可証の番号や有効期限は、業者のウェブサイトなどで確認できるはずです。

次に、太陽光パネルの廃棄実績が豊富な業者を選ぶと安心です。屋根など自宅を傷つけず、安全に太陽光パネルを撤去・処分してくれるか見極めましょう。口コミを参考にするのもおすすめです。

撤去作業や廃棄に関して不明な点は業者に問い合わせましょう。費用は複数の業者に見積もりを依頼して比較するのもおすすめです。

家庭用太陽光パネルの廃棄費用

太陽光パネルが設置された一軒家と電卓が描かれたイラスト

続いて、太陽光パネルの廃棄費用を解説します。家庭用太陽光パネルの廃棄費用の内訳と費用を抑える方法をまとめました。

廃棄費用の内訳

太陽光パネルの廃棄費用内訳は次のとおりです。

廃棄費用内訳内容費用相場
撤去作業費太陽光パネルの撤去作業にかかる費用
設置場所や枚数、屋根の高さによって変動
約10万円~
別途足場代
運搬費撤去した太陽光パネルを処理施設に運ぶ費用
距離が長いほど高くなる
距離により変動
処分費太陽光パネルの処理費用
有害物質の含有量などにより変動
モジュール1枚あたり
約1,200円~

家庭用太陽光パネルの廃棄費用は15万円以上かかることが一般的です。

ただし、具体的な費用は設置環境や地域、太陽光パネルの枚数などによって大きく変動します。足場代や運搬距離などによって追加料金も発生するため、事前に詳細な見積もりを取得することが重要です。

費用を抑えるポイント

太陽光パネルの廃棄費用を抑えるなら、以下の3つのポイントを抑えましょう。

  • 複数の業者から見積書を入手し比較する
  • 利用できる補助金を探す
  • リフォームや建て替えの際に撤去・廃棄をまとめておこなう

まず、業者選びは複数の業者から見積もりを取って選びましょう。業者によって費用やサービス内容が異なるので、比較することで自分にあった業者を選ぶことができます。

次に、自治体の補助金を活用することも大切です。地域によっては、太陽光パネルの廃棄やリサイクルに対する支援制度が設けられている場合があります。自治体の窓口やウェブサイトで情報収集しましょう。

また、リフォームや建て替えに際する廃棄の場合、太陽光パネルの撤去・廃棄作業もまとめておこなうほうが経済的です。足場設置費用などを節約できる場合があります。

まとめ

青背景の上に、青い豚の貯金箱、紙幣、電球、家の模型、太陽光パネルが並んでいる画像

太陽光パネルは適切な方法で廃棄することが重要です。寿命を迎えた場合や故障・破損、リフォーム時などは、廃棄を検討したら専門業者に修理や再利用が可能か確認しましょう。

正しい廃棄方法を知り、信頼できる業者を選ぶことで、安全かつ環境にやさしく廃棄ができます。太陽光パネルの廃棄には15万円以上かかるので、ポイントをおさえて費用を節約することも必要です。

既存の太陽光パネルを廃棄するなら、ぜひ新しい太陽光パネルの設置も検討してみてください。最新モデルはより発電効率が高く、家計にも環境にもやさしい性能が豊富です。エコまるでは、太陽光パネルや蓄電池の設置をサポートしています。ぜひ一度お問い合わせください。

太陽光パネルの正しい廃棄方法と費用を解説!家庭用のポイント

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