DMM蓄電池の評判や特徴を分析！価格相場やおすすめの家庭は？

家庭用蓄電池のなかでも、DMMが提供する蓄電池が注目を集めています。DMMグループの事業展開は多岐に渡り、最近では太陽光パネルや蓄電池、ソーラーカーポートなどの太陽光発電事業も盛んです。

しかし、「DMMの蓄電池の評判は？」「価格相場はどう？」など、疑問を持つ方も多いかもしれません。

本コラムでは、DMM蓄電池の基本的な情報から製品の特徴、価格、どのような家庭に適しているのかを解説します。さらに、DMMの蓄電池の導入に活用できる補助金も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

DMM蓄電池の基本情報

会社名	合同会社DMM.com
事業内容	エンターテインメント・ゲーム・コミュニティ・Eコマース・ビジネスソリューション ・ヘルスケア・教育・金融・ミュージアム・テーマパーク・ハードウェア・プロダクト ・スポーツ・地域創生・AI・インフラ・農業・アミューズメント
設立年月日	1999年11月17日
対応エリア	全国各地
公式サイト	https://energy.dmm.com/

DMMエナジーは、エンターテインメントや通信、金融など幅広い分野で躍進するDMMグループのエネルギー事業部門です。この部門では、再生可能エネルギーや省エネルギーを活用した製品やサービスを提供しています。

メガソーラー事業と称した全国に広大な太陽光発電用地を建設する事業にも積極的です。このように地域貢献や環境保全に対する取り組みが評価されています。

DMMエナジーでは、蓄電池のみならず、太陽光パネルやパワーコンディショナー、ソーラーカーポートなども販売中です。保証内容も充実しており、導入してからも安心して使い続けられます。

3つの蓄電容量から選べるハイブリッド型蓄電池

DMMの蓄電池では、「DMM.make smart」というシリーズが主力です。このシリーズでは、5kWh・10kWh・15kWhの3つの蓄電容量が異なるモデルを提供しています。ライフスタイルにあわせて製品を選べる点は大きなメリットです。

また、導入後好きなタイミングで蓄電容量を増設することもできます。「DMM.make smart」は、5kWhの蓄電池ユニットを積み重ねることで蓄電容量を増やせる構造です。そのため増設工事が比較的簡単で、「5kWhタイプでは足りなかったので、15kWhに増設したい」といった変更にも対応します。

なお、「DMM.make smart」はハイブリッド型蓄電池です。ハイブリッド型は、太陽光発電と蓄電池のパワーコンディショナー（電力変換装置）が一体化されています。それぞれのパワーコンディショナーが設置される単機能型蓄電池に比べて省スペースに設置でき、電力変換の効率が良い点がメリットです。

最大4.95kVAの高出力で停電時も安心

「DMM.make smart」は高出力なため、非常時にも通常どおり家電や電気設備を使いやすいというメリットもあります。「DMM.make smart」の出力容量は、特定負荷型で2.45kVA、全負荷型で4.95kVAです。

特定負荷型は、停電時に一部の家電や部屋にのみ電力を供給する蓄電池で、全負荷型は制限なく家全体で電力を使えます。

「DMM.make smart」の蓄電池は、全負荷型で出力容量が4.95kVAもあるので一度にたくさんの電化製品を使うことができます。停電時でも、冷蔵庫やテレビ、炊飯器、エアコンなども使用可能です。DMM調べでは、15kWhのモデルなら、停電しても2日間の電力をまかなうことができます。

フレキシブルモデルも展開

DMMエナジーでは、住宅・店舗用のフレキシブル型蓄電システムも販売しています。フレキシブル型蓄電システムは、時間帯や電力需要に応じて電力を効率的に活用できる点がメリットです。

例えば、電気料金の安い時間帯に蓄電池を充電し、料金が高い時間帯に放電するなど、電気代を安く抑えることができます。また、電力需要が高まるピーク時にためた電力を使うことで、環境への配慮も可能です。

蓄電池容量は9.8kWhと大容量なので、停電時の備えとしても安心感があります。

DMM蓄電池の保証内容

DMMの蓄電池は、保証内容もしっかりしているので安心です。無償保証と有償保証があり、無償でも10年間の保証が付帯します。

保証期間内は製品機能と蓄電池容量が保証されます。蓄電池容量は、初期容量の60％を下回った場合に代替品と交換できるので安心です。これらの保証は有償で最大20年まで延長できます。

また、自然災害補償も10年間無償で付帯します。火災、破裂・爆発、落雷、風災、水災、外部からの衝突、雹災・雪災などによる損害が補償されるので、万一の備えとしてもおすすめです。

DMM蓄電池の価格相場

では、DMMの蓄電池の価格を紹介します。価格は蓄電容量やタイプによって異なるので、製品選びの参考にしてください。

各モデルの価格比較

DMM蓄電池の価格は、モデルや蓄電容量によって異なります。モデルと価格帯を表にまとめました。

製品名	蓄電容量	価格帯
ハイブリッド蓄電システム 4.95-5-DM	5kWh	約100万～150万円
ハイブリッド蓄電システム 4.95-10-DM	10kWh	約130万～180万円
ハイブリッド蓄電システム 4.95-15-DM	15kWh	約170万～200万円
フレキシブル蓄電システム MS3098-DM/Y	9.8kWh	約170万～190万円

なおこの価格には設置工事費は含まれていません。具体的な価格については、公式サイトや販売代理店に問い合わせることをおすすめします。

一般的に、蓄電容量が大きくなると価格が高くなります。また特定負荷型のほうが価格が安く、全負荷型の高出力モデルのほうが価格が高いです。用途やライフスタイル、予算にあわせて適切な製品を選びましょう。

補助金を活用する

DMM蓄電池をよりお得に購入するなら、自治体や国が提供する補助金制度を活用しましょう。補助金により、初期費用の負担を数十万円単位で軽減できるケースもあります。

例えば、一般社団法人環境共創イニシアチブの「DR家庭用蓄電池事業」は家庭用蓄電池の導入にかかる費用の3分の1が補助される制度で、最大で60万円まで支給されます。また、国土交通省が実施する「子育てグリーン住宅支援事業」でも、蓄電池を導入する家庭に64,000円の補助金が交付されます。

さらに、国の補助金とは別に独自の補助制度を設ける自治体もあります。詳細を知りたい方は、お住まいの市区町村のホームページを確認するか、専門の施工業者に相談しましょう。

エコまるでは、蓄電池や太陽光発電に関する補助金についてのご相談を受け付けています。申請書類の作成や手続きの代行もおこないますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

DMM蓄電池が適している家庭とは

解説してきたことを踏まえて、ここではDMM蓄電池がおすすめの家庭を紹介します。

ライフスタイルに適切なモデルを選びたい家庭

DMM蓄電池は、家族構成やライフスタイルにあわせて蓄電容量やモデルを選ぶことができます。電力使用量が少ない家庭は5kWh、使用量が多い家庭は15kWhを選ぶなど、各家庭に適した容量を選択できます。

また、ライフスタイルの変化に伴って蓄電容量を増設することも可能です。例えば最初は蓄電容量5kWhのモデルを導入して、家族が増えて電力使用量が多くなったら増設するなどの工夫ができます。

このように、DMM蓄電池は容量選択の自由度が高いので、家庭の規模に応じた最適な容量を選ぶことで、効率的なエネルギー管理ができるでしょう。

保証が充実したメーカーを選びたい家庭

DMM蓄電池は、保証内容にこだわってメーカー選びをしたい家庭にもおすすめです。標準で製品機能や蓄電池容量が10年間保証されるので、安心して使うことができます。

また、有償で保証を最大20年まで延長できるため、より長期間の安心を求める方にもおすすめです。

さらに、自然災害に対する補償も受けられるので、万一の事態にも備えることができます。幅広いリスクに備えられる点はDMM蓄電池ならではのメリットです。

災害対策を強化したい家庭

災害時の停電リスクに備えたい家庭にもDMM蓄電池がおすすめです。

DMM蓄電池は高出力で、全負荷型モデルなら停電時でも普段と同じように家電を使うことができます。停電時の不便を最小限に抑えられるでしょう。

また、蓄電容量も最大15kWhと大きいので、蓄電池の電力をより長時間活用できます。残量設定もできるので、電気を使い切らずに非常時の備えとして残しておくことも可能です。DMM蓄電池の導入により、災害に強い家庭が実現できます。

まとめ

DMM蓄電池は、幅広い事業を展開するDMMグル－プ「DMMエナジー」の蓄電池です。

主力シリーズである「DMM.make smart」では、蓄電池容量5kWh・10kWh・15kWhの3種類のモデルを展開しており、需要にあわせて選べます。また、高出力で停電時の備えとしても優秀です。保証も充実しているので、安心して長く使いたい方にもおすすめです。

このようにDMM蓄電池は、さまざまなニーズに対応することができます。蓄電池を導入するなら、DMM蓄電池も候補として検討してみてください。

エコまるでは、DMM蓄電池以外にもさまざまなメーカーの蓄電池を取り扱っています。各ご家庭のニーズにあったぴったりの蓄電池をご提案しますので、ぜひ一度お問い合わせください。